Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーは、好きな時間に好きな場所で働ける自由度の高さから、副業や本業として注目を集めています。しかし、「登録するには何が必要なの?」「手続きは難しい?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。
この記事では、2025年最新の情報に基づき、Uber Eats配達パートナーの登録に必要なものを、配達車両ごとに分かりやすく解説します。登録プロセスから注意点、よくある質問までを網羅し、スムーズな稼働開始をサポートします。
ウーバーイーツ配達員になるための基本条件
まず、どの配達方法を選ぶかに関わらず、すべての希望者が満たすべき基本的な条件があります。これらは登録の前提となるため、最初に確認しておきましょう。
- 年齢:18歳以上であること。
- スマートフォン:配達リクエストの受注から配達完了まで、すべての業務を専用アプリ「Uber Driver」で行うため、通話とSMS認証が可能なスマートフォンが必須です。IP電話や050から始まる番号は登録できません。
- 銀行口座:報酬を受け取るための本人名義の銀行口座が必要です。
- 日本語能力:基本的な日本語でのコミュニケーション能力が求められます。
- 身分:自衛隊員など、副業が禁止されている公務員は登録できません。
Uber Eatsの配達パートナー登録は、ウェブサイトで完結し、面接は一切ありません。これにより、誰でも気軽に、そしてスピーディに仕事を始めることが可能です。
登録から稼働開始までの4ステップ
Uber Eats配達パートナーの登録プロセスは非常にシンプルです。以下の4つのステップで完了し、最短で数日後には稼働を開始できます。
- アカウント作成:Uberの公式サイトまたは「Uber Driver」アプリから、メールアドレス、氏名(ローマ字)、電話番号などを入力してアカウントを作成します。
- 必要書類のアップロード:選択した配達車両に応じて、身分証明書や運転免許証などの必要書類を撮影し、アプリまたはウェブサイトからアップロードします。
- アカウントの有効化:提出された書類の審査が行われます。通常、承認までには最大72時間程度かかります。承認後、交通安全クイズに回答するとアカウントが有効化されます。
- 配達準備と稼働開始:アカウントが有効化されたら、配達用バッグを準備して、いつでも好きな時にアプリをオンラインにして稼働を開始できます。
【配達方法別】登録に必要なもの一覧
登録に必要な書類は、使用する車両によって大きく異なります。ここでは、車両ごとの必要書類を詳しく見ていきましょう。車両が大きくなるにつれて、提出すべき書類が増える傾向にあります。
全配達方法に共通で必要なもの
まず、どの配達方法でも必須となる3つのアイテムです。
- プロフィール写真:注文者に表示される顔写真です。無帽、無背景、サングラスなしで、顔がはっきりとわかるものを登録します。
- 身分証明書:以下のいずれか1点が必要です。
- パスポート
- マイナンバーカード
- 運転免許証
- 住民基本台帳カード
- 銀行口座情報:報酬の振込先となる銀行のキャッシュカードの写真。銀行名、支店名、口座番号、口座名義人が確認できる必要があります。
自転車・徒歩で配達する場合
最も手軽に始められる方法です。必要なものは、上記「共通で必要なもの」3点のみです。自分の自転車のほか、レンタサイクルも利用可能です。なお、ペダル付き電動自転車(モペット)は原付バイク扱いとなるため、このカテゴリでは登録できません。
原付バイク(125cc以下)で配達する場合
行動範囲が広がり、より効率的に配達が可能になります。共通の3点に加えて、以下の書類が必要です。
- 運転免許証
- 自賠責保険証明書:有効期間内のものであることが必須です。
- ナンバープレートの写真:車両に取り付けられた状態で、プレート全体と自賠責保険ステッカーが鮮明に写っている必要があります。
事業用バイク(125cc超)または軽自動車で配達する場合
長距離の配達や悪天候時に強みを発揮しますが、登録要件が最も厳しくなります。自家用の白ナンバー車両は使用できず、「事業用」として登録された車両(軽自動車は黒ナンバー、125cc超のバイクは緑ナンバー)のみが認められています。
原付バイクの要件に加え、以下の書類が追加で必要です。
- 任意保険または自動車共済証書:対人・対物賠償が無制限であることが推奨されます。
- 車検証(250cc超バイク・軽自動車)または軽自動車届出済証(125cc超~250ccバイク)
注意: 125ccを超えるバイクや軽自動車での配達は「貨物軽自動車運送事業」にあたります。そのため、自家用車(白ナンバーや黄色ナンバー)での配達は法律で禁止されており、必ず事業用ナンバーを取得する必要があります。
外国籍の方が登録する場合の追加要件
外国籍の方が日本でUber Eatsの配達パートナーとして登録するには、就労が認められている在留資格が必要です。現在、新規登録が可能な在留資格は以下に限定されています。
- 永住者、特別永住者
- 日本人の配偶者等、永住者の配偶者等
- 定住者
- 特定活動(ワーキングホリデー)
提出書類は在留資格によって異なりますが、基本的には「在留カード」と、パスポートなどの「もう1点の身分証明書」の2点が必要となります。書類は表裏両面のアップロードが求められることが多いです。
重要!書類・写真のアップロード時の注意点
書類の不備で審査に時間がかかるケースは少なくありません。スムーズに承認されるために、以下の点に注意して撮影・アップロードしましょう。
- 鮮明さ:書類全体がフレームに収まり、文字がはっきりと読めるように撮影します。光の反射やピンボケに注意してください。
- 原本の撮影:コピーではなく、必ず原本を撮影してください。
- 氏名の一致:アップロードするすべての書類の氏名が、登録したアカウント名(ローマ字)と一致している必要があります。結婚などで姓が変わった場合は、裏面に新姓が記載された運転免許証の表裏を1枚の画像にまとめるなど、公式の指示に従ってください。
- プロフィール写真:証明写真の再撮影やアプリでの加工は承認されません。背景に物が写り込まない、明るい場所で撮影しましょう。
- ナンバープレート:プレート単体ではなく、車両に正しく取り付けられていることがわかるように撮影する必要があります。
配達を始めるための準備:アプリと備品
アカウントが有効化されたら、いよいよ稼働準備です。最低限、以下のものを揃えましょう。
Uber Driver アプリ
配達の心臓部となるアプリです。稼働を開始するには、アプリを起動し、ホーム画面の「出発」をタップしてステータスを「オンライン」に切り替えます。リクエストの受信、店舗やお客様とのやり取り、ナビゲーション、報酬の確認など、すべてこのアプリ上で行います。稼働中はスマートフォンのバッテリー消費が激しくなるため、モバイルバッテリーを携帯すると安心です。
配達用バッグ
料理を保温・保冷し、安定した状態で運ぶために配達用のバッグは不可欠です。Uber Eatsのロゴ入り公式バッグが4,000円(税込)で販売されていますが、市販の保温機能付きデリバリーバッグを使用することも可能です。食品を扱うという意識を持ち、清潔なバッグを用意しましょう。
よくある質問 (FAQ)
- Q: 登録に面接はありますか?
- A: いいえ、ありません。登録手続きはすべてオンラインで完結します。
- Q: 報酬はいつもらえますか?
- A: 報酬は週単位で計算され、翌週に登録した銀行口座へ振り込まれます。
- Q: 登録してからどのくらいで始められますか?
- A: 書類審査が完了し、アカウントが有効化されればすぐに始められます。通常、登録申請から2〜3日後には稼働可能になることが多いです。
- Q: 配達バッグは必ず公式のものを買う必要がありますか?
- A: いいえ、必須ではありません。ただし、料理の品質を保つために、保温・保冷機能があり、商品を安定して運べる適切なサイズのバッグを用意することが求められます。
Uber Eatsの配達パートナーは、必要なものを揃えて手順通りに進めれば、誰でも簡単に始めることができます。本記事を参考に、あなたも自由な働き方を手に入れてみてはいかがでしょうか。



