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ウーバーイーツの配達距離を徹底解説!上限は何キロ?料金や配達員の裏側まで

Uber Eats(ウーバーイーツ)で注文しようとしたとき、「このお店、家まで届けてくれるのかな?」「配達距離って何キロまでなんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?実は、Uber Eatsの配達距離は、注文者、レストラン、配達パートナーそれぞれの立場から複雑に決まる仕組みになっています。

本記事では、Uber Eatsの配達距離の上限から、距離と料金の関係、さらには配達を担う配達パートナーの視点まで、あらゆる角度から「距離」の謎を徹底的に解説します。この記事を読めば、Uber Eatsをより賢く、そして納得して利用できるようになるでしょう。

Uber Eatsの配達距離の仕組み:誰がどう決めているのか?

Uber Eatsの配達可能距離には、実は「一律〇kmまで」という明確なルールが存在しません。注文者、レストラン、配達パートナーという3者の設定や判断が絡み合い、最終的な配達範囲が決まります。

注文者から見た配達距離:上限は「エリア」と「店舗」次第

ユーザーが注文できるかどうかは、まず大前提として自分の住所がUber Eatsのサービスエリア内にあるかが重要です。サービスエリアは全国47都道府県に拡大していますが、市区町村単位で見るとまだ対応していない地域もあります。最新のエリアマップで確認することができます。

エリア内であっても、注文できるレストランは無限ではありません。基本的には、レストラン側が設定した配達範囲内に自分の住所が入っている必要があります。そのため、「お気に入りのお店が遠すぎて注文できない」というケースもあれば、ユーザーの報告では「20マイル(約32km)離れた場所からでも注文できた」という例もあり、状況は様々です。

結論として、注文者側で配達距離を直接設定することはできず、アプリに表示されるレストランが「現在注文可能な範囲」となります。

レストラン側の設定:最大40kmまで自由にカスタマイズ可能

配達距離を最も主体的にコントロールしているのは、レストランです。Uber Eatsの加盟店は、「Uber Eats Manager」という管理ツールを使い、自店の配達エリアを細かく設定できます。

  • 配達ゾーンの作成:店舗からの半径(距離)や郵便番号、さらには地図上で自由に形を描く「フリーシェイプゾーン」を使い、独自の配達エリアを設定できます。これにより、例えば「川の向こう側は配達しない」といった柔軟な設定が可能です。
  • 複数のゾーン設定:最大で14のカスタムゾーンを作成し、ゾーンごとに異なる配達料金や最低注文金額を設定できます。例:「1-2マイルは$5、2-3マイルは$8」といった形です。
  • 距離の上限:1つのカスタムゾーンの最大サイズは、店舗から最大25マイル(約40km)までと定められています。ただし、これはあくまでシステム上の上限であり、多くの店舗は品質維持や配達効率を考え、より狭い範囲(例えば平均3.5km〜5km圏内)で設定しているのが実情です。

アイスクリームのように鮮度が重要な商品を扱う店は配達範囲を狭くしたり、逆にピークタイムを避けてアイドルタイムに配達範囲を広げたりと、店舗戦略に応じて距離を調整しています。

配達パートナーの選択:アプリで設定、案件ごとに判断

最後に、実際に配達を行う配達パートナーも距離の決定に関わっています。配達パートナーは、以下の2つのレベルで配達距離を選択しています。

  1. アプリでの事前設定:配達パートナーは自身のアプリで「希望の配達距離の上限」を設定することができます。これにより、あまりにも長距離の配達リクエストが来ないようにフィルタリングが可能です。
  2. 案件ごとの判断:配達リクエストが来ると、アプリ画面には報酬額、推定所要時間、ピックアップ先と届け先の距離が事前に表示されます。パートナーはこれらの情報を見て、その配達を受けるか(承諾)、受けないか(拒否)を自由に判断できます。公式に、リクエストを拒否してもペナルティはないと明言されており、パートナーは自身の効率や体力を考えて最適な案件を選んでいます。

このように、Uber Eatsの配達距離は、プラットフォームが提供する枠組みの中で、レストランが主体的に設定し、最終的に配達パートナーが個別の案件ごとに実行可否を判断するという、三者の相互作用によってダイナミックに決まっているのです。

距離と料金の関係:ウーバーイーツの配送料はこう決まる

Uber Eatsの配送料は、かつての一律料金制から、現在では様々な要因で変動する複雑な体系に移行しています。その中でも「距離」は最も基本的な要素の一つです。

基本は距離連動型!遠いほど高くなる料金体系

Uber Eatsの配送料は、2018年11月より距離に応じて変動する仕組みが導入されました。基本的には、レストランから届け先までの距離が遠くなるほど、配送料は高くなる傾向にあります。

ただし、料金が何kmでいくらになるかという明確な計算式は公表されていません。ある調査によると、距離別の料金目安は以下のようになっていますが、これはあくまで一例であり、様々な要因で変動します。

出典: ubaitsu.comの情報を基に作成

同じ1km圏内の店舗でも、A店は50円、B店は250円といったように料金が異なるケースも珍しくなく、単純な距離だけで料金が決まっているわけではないことがわかります。

距離だけじゃない!配送料を決める4つの要因

配送料は距離以外にも、主に以下の要因が複雑に絡み合って決定されます。

  • 店舗ごとの設定:レストランは集客目的で配送料を低く設定したり、逆に人気店が配達負担を考慮して高めに設定したりすることがあります。
  • 需要と供給のバランス:ランチやディナーのピークタイム、悪天候時など、注文が集中して配達パートナーが不足すると、需要を喚起するために配送料が通常より高くなる「ダイナミック・プライシング」が適用されます。アプリ上で(↑)マークが付いている場合は、料金が割増になっていることを示します。
  • サービス料:配送料とは別に、注文金額の約10%(上限あり)がサービス料として加算されます。これはレストランではなくUber Eatsに支払われる手数料です。
  • 少額注文手数料:多くのエリアで、商品代金が一定額(例:780円)未満の場合、少額注文における追加手数料(例:150円)が加算されます。これは、少額の注文でも配達コストをカバーするための仕組みです。
Uber Eatsアプリの配送料表示例
アプリ上では店舗ごとに異なる配送料が表示される

配達スピードも選べる!「優先配達」と「急がない配達」

2021年頃から、ユーザーは配達スピードを3段階から選択できるようになりました。これにより、料金と待ち時間のバランスを自分で調整できます。

  • スタンダード:通常の配達時間と料金です。
  • 優先配達:追加料金(例:+80円)を支払うことで、他の注文より優先的に、より早く届けてもらうオプションです。配達時間が約5分短縮されます。
  • 急がない配達:通常より長く待つ代わりに、配送料が割引(例:-130円)されるオプションです。配達時間が約10分長くなります。

急いでいない時や少しでも節約したい時には「急がない配達」を選ぶなど、状況に応じて使い分けることで、よりお得にサービスを利用できます。ただし、一部の店舗や状況によっては選択できない場合もあります。

Uber Eatsの配達スピード選択画面
注文時に「スタンダード」「優先配達」「急がない配達」から配達スピードを選択できる

配達パートナーから見た「距離」のリアル

注文者やレストランからは見えにくい、配達パートナーにとっての「距離」は、収入効率や働きやすさを左右する極めて重要な要素です。彼らは距離をどのように捉え、日々の配達を行っているのでしょうか。

車両で変わる戦略:短距離の自転車 vs 長距離のバイク

Uber Eatsの配達では、使用する車両によって得意な距離が大きく異なります。システムもこれを考慮し、案件を割り振る傾向があります。

  • 自転車:主に1km〜3km程度の短距離案件が中心となります。ある配達パートナーの分析では、リクエスト全体の約8割がこの範囲に集中するとのことです。小回りが利き、都心部の渋滞にも強いため、短距離の配達数をこなして「クエスト」と呼ばれる回数インセンティブを達成する戦略に向いています。
  • バイク・軽自動車:体力的な負担が少なく、長距離の移動が容易なため、3km以上の長距離案件が多く割り振られます。1件あたりの報酬単価は高くなる傾向にありますが、ガソリン代や車両維持費などの経費がかかります。郊外エリアや、店舗が少ない地域への配達で強みを発揮します。
自転車とバイクの配達スタイルの違い
自転車は配達回数を、バイクは距離単価を稼ぎやすい傾向がある

なぜ長距離は敬遠される?自転車配達員の本音

出典: 配達パートナーの経験則を基に作成

一見すると報酬額が高い長距離案件ですが、特に自転車配達員からは敬遠されがちです。多くの配達員は「4km以上は基本的に受けない」といった自分なりの基準を持っています。その理由は主に以下の5つです。

  • 時間効率の悪化:長距離案件を1件こなす間に、短距離案件を2〜3件こなせる場合が多く、結果的に時間あたりの収入が低くなります。
  • 低評価・クレームのリスク:配達時間が長くなるほど、料理が冷めたり、顧客を待たせたりすることによる低評価やクレームのリスクが高まります。
  • 体力的な消耗:長距離の走行は体力を著しく消耗し、その後の稼働に影響します。
  • 次の案件が入りにくい:配達先がレストランの少ない郊外や住宅地の場合、配達後に次のリクエストが入らず、中心部まで戻る「空走時間」が発生し、効率がさらに悪化します。
  • クエスト達成が遠のく:配達回数が重要な「クエスト」を狙う上で、時間のかかる長距離案件は非効率です。

これらの理由から、多くの自転車配達員は、目先の高単価よりも、短距離案件を数多くこなすことで総収入を最大化する戦略を取っています。

報酬制度の変更が与える影響:2025年12月「調整金」廃止

配達パートナーの距離に対する考え方に、大きな影響を与える制度変更がありました。2025年12月16日より、配達に想定以上の時間がかかった場合に自動で報酬が上乗せされる「配達調整金」が廃止されました。これにより、報酬はリクエスト時に提示された金額で完全に固定されることになります。

この変更により、配達パートナーは「渋滞や店での待ち時間が長い、届け先が複雑な高層マンションなど、時間がかかりそうな案件」をより慎重に判断するようになりました。特に、不慣れなエリアへの長距離配達は、予期せぬ遅延が直接収入減に繋がるリスクを伴うため、さらに敬遠される可能性があります。

一方で、Uber Eatsは「フラットレート」と呼ばれる時間給に近い報酬制度の試験導入も進めており、配達パートナーの収入安定化を図る動きも見られます。今後の報酬制度の動向が、配達パートナーの距離に対する判断基準をさらに変えていくかもしれません。

【新サービス】Uber Courier(クーリエ)の距離と料金

Uber Eatsのプラットフォームを利用して、食品以外の「モノ」を即時に配送するサービス「Uber Courier(クーリエ)」が2025年11月より本格的に開始されました。こちらは食品配達のUber Eatsとは異なり、距離と料金体系が非常に明確です。

最大13kmまで!明確な距離上限と料金体系

Uber Courierは、ビジネスシーンでの書類配送や、個人間の忘れ物のお届けなど、様々な用途で利用できます。その仕様は以下の通りです。

  • 配達距離:集荷場所から配達先まで最大13kmまで。Uber Eatsと違い、明確な上限が設定されています。
  • 配達料金基本料金890円+1kmごとに100円が加算される従量課金制です。料金は依頼時に事前確定します。
  • 荷物の制限:重量8kg以下、サイズは45cm x 45cm x 30cm以内、価額10,000円以下のものが対象です。現金や危険物などは配送できません。

この明確な料金体系により、ユーザーは依頼前にコストを正確に把握できます。特に3km以内の短距離では他の配送サービスより割安になる傾向があり、都市部の緊急な配送ニーズに応えるサービスとして注目されています。

出典: Uber公式発表の料金体系を基に作成

まとめ:最適な距離でUber Eatsを賢く利用しよう

Uber Eatsの配達距離は、単一のルールで決まるのではなく、レストランの戦略、配達パートナーの効率性、そして注文者の需要が絡み合って決まる、非常にダイナミックな仕組みです。最後に、本記事の要点をまとめます。

  • 注文可能な距離に上限はないが、実質的にはレストランが設定した配達範囲(システム上は最大40km)と、配達パートナーのマッチング次第で決まる。
  • 配送料は距離に連動するが、店舗の設定、需要、配達スピードの選択など複数の要因で変動する。
  • 配達パートナーは距離に敏感で、特に自転車の場合は収益効率の高い1〜3kmの短距離案件を好む傾向が強い。長距離の注文は、バイクや軽自動車のパートナーが担うことが多い。
  • 食品以外のモノを運ぶ「Uber Courier」は、最大13kmという明確な距離上限と、基本890円+1km/100円という分かりやすい料金体系を持つ。

遠くのお店の料理が食べたい時は、配達パートナーへの感謝を込めてチップを追加したり、時間に余裕がある時は「急がない配達」で節約したりと、配達の裏側にある「距離」の事情を理解することで、Uber Eatsをより快適に、そして賢く活用することができるでしょう。